1951-02-26 第10回国会 衆議院 予算委員会 第22号
資本蓄積の美名のもとに、日本経済の基礎たる食糧確保の責任供出ということを強制せられて来たのであります。国際経済の交流と、農民の血と汗と、そうして涙の結晶によつて、食糧事情の緩和せられるや、統制より自由への切りかえを目標にし、価格においても国際価格さや寄せという、いわゆる農産物価格に大きく影響を與える傾向を示しておるのであります。
資本蓄積の美名のもとに、日本経済の基礎たる食糧確保の責任供出ということを強制せられて来たのであります。国際経済の交流と、農民の血と汗と、そうして涙の結晶によつて、食糧事情の緩和せられるや、統制より自由への切りかえを目標にし、価格においても国際価格さや寄せという、いわゆる農産物価格に大きく影響を與える傾向を示しておるのであります。
政府はただ改正に当つて責任供出と自由供出の二本建などを研究しておるようでありますが、これは明らかにどうして農民を收奪するか、こういうことの検討に過ぎないのであつて、このような検討よりも真に農業を守るべき対策をとるべきではないかと思うのであります。
以上述べましたごとく、本法案は、敗戦後の日本経済を建て直す上に、まことに緊急なる必要から生じた過渡的なものでありますので、本来ならば、責任供出以上に生産せられたる農家は、それ以上のものは自由に処分し、勤労の成果を満喫して、大いに喜んでいただきたい気持ちで一ぱいなのでありますが、現下食糧のやむを得ざる事情のもとにおきましては、われわれは、全国三千万余の農民に対し、いましばらくのしんぼうをしてもらいたいという
森農林行政の方針といたして本論文の中から私が抽出いたしましたところによりますと、あらゆる耕地に対して、地方を主体として、科学的合理的民主的方法によつて勘案した責任供出量の決定、こういうことを森農林大臣はお述べになつておられるのであります。
それで將來におきましては、今この米穀年度の途中においてこれを修正することはできませんけれども、私の考えておりますことは、必ずこれは実現いたしたいと思うのでありますが、それは地方に應じて適正な一應の責任供出をせしめる。その供出を終れば、供出を目的でなしに、その地方を十二分に発揮して、たとえば二石しかとれないと考えられた田畑から努力の結果四石とる。
超過供出の問題につきまして、超過供出をすることによつて責任供出量を果すことによりまして、農民が借金を負わなければならないというような実情は、かえつて供出を阻害するものだと考えるのであります。この際、超過供出に対しましては免税するのであるという明確なる方針を、この議場を通じて明らかにすることによつて、超過供出をさらに達成するような方向に向つて進んでいただきたいと思うのであります。
現行供出制度は、法律に拘束された責任供出でありまして、一般事業とその性格を異にしております。課税の査定捕捉が明確である上に、年一回の経営効率は他の業種と著しく相違し、収入の内容また彈力性のない点で、その課税率はおのずと性格を異にすべきにかかわらず、更生決定による天くだりの不当課税が行われ、これがために、全國にわたり約二万町歩の土地の放棄が発生しつつある状態であります。
この案の骨子は、行政廳の定める農業計画に基いて、事前割当責任供出数量を決めて、主要食糧農産物を確保しようとする点にあるのでありますが、この農業計画の立案は一方的となつておりまして、下からの民主的な、そして積極的具体的な生産計画というものは、何ら規定されることがなく、上から天降り的に下へ下へと押し附けられて、そして各段階の食糧調整委員会は、それを受けてその割振りを自主的にやれるに過ぎないのでありまして
この三点でありまして、所謂地方に應ずる責任供出体制を確立することにあると存ずるのであります。 以下内容の重要な点を述べますれば、第一に、主要食糧農産物について事前に生産と供出の割当を行いまして、農家の生産と供出の責任制を確立することであります。
この法案の主意といたしますところは、供出制度について、第一に今日の食糧生産の状況に即して、國として合理的に期待し得るところの一定量の食糧供出を確保すること、第二に供出制度が農家の増産意欲をむしろ高める方向のものでなければならぬこと、第三に府縣、町村、次に各農家を通じて供出負担の公平化を促すことの三点でありまして、いわゆる地方に應ずる責任供出体制を確立することにあると存ずるのであります。
理 由 一、現行供出方法は法的措置を背景にした責任供出制度に基き、制約された期限付提出が行われているので、之が調整金の交付はきわめて当然である。 二、物價体系の補正に伴い二十三年度農家購入用品は相当額の値上りをみるので、再生産確保の見地より調整金はこれを供出農家に交付する必要がある。
よつて私は、この限界数量二千五百五十万石を農民の納得のいく責任供出といたしまして、その残りを高額買入れによつて供出制度を改正すべきであると主張いたします。これこそ精農の努力に報い、増産と勤労意欲を與える、自主性あるところの供出制度と言わなければなりません。
殊に先頃から計画されましたるいわゆる責任生産、責任供出の制度は一〇〇%の供出に対して世間は、今年はよく農村が應じたものである。又総理大臣は先般の演説において、農村に非常に感謝をされております。併しその裏は決してさような甘い考えではないのであつて、自分の耕作したすべての米を供出し、僅かに数日若しくは数十日の間食う米しかないというような農家も中にはあるのであります。
工場においても、一定量の責任供出のほかに、資本家と労働者は、経営協議会によつて、おのおの納得のいくところの方途が講ぜらるるとするならば、労働者の社会的、経済的生活は保護せられまして、かくして重要物資の飛躍的増強をはかることができるのであります。
(拍手) 次は、供出についてでありまするが、政府はこの度供出制度を根本的に改革をして責任供出制を実行する、急いで実施する、こう言われたのでありまするが、過去の供出制度の欠陷は何と言つても生産増加に対して創設的な意図を含まなかつた、織込み得なかつたという点にあると思うのであります。
責任供出制実施に関して政府は農村の実態を十分把握する準備をしておるかという御質問でございましたが、御説の通り、農村の実態を完全に把握しないと責任供出制の運行はうまく参りませんので、政府は先ず昨年農林省に統計調査局を設けまして、そうしてその末端の機構を各農村にまで延ばしております。
今後は、責任供出制度の確立によりまして、食糧難を増産によつて解決するという方向に、大いに努力いたしたいと考えております。
この意味におきまして食糧供出制度につきましては、これを根本的に改革いたす考えでありまして、近くその法案を今國会に提出して責任供出制度を確立する方針であります。尚二十二年度産米の供出は、各方面の御努力によりまして頗る順調に進捗しつつあることは、誠に感謝に堪えない次第であります。 この際ここに中小企業につきましても一言いたしたいと思います。
○國務大臣(片山哲君)(続) この意味において、食料供出制度につきましては、これを根本的に改正する必要を痛感しておりまするので、近くその法案を本國会に提出して、責任供出制度を確立する方針であります。なお、二十二年度産米の供出は、各方面の努力によりまして、すこぶる順調に進捗しつつありますることは、感謝にたえない次第であります。 この際ここに、中小企業について一言したいのであります。
しかして、氣候、風土、地方に應じた反当責任供出制度を、科学的に、具体的に樹立すべきであるということを申し上げます。以下二十七條、二十八條、二十九條と、恐ろしい罰則が設けられてありますが、これには私ども断じて承服できないのであります。昔から、増收は適期適作でなければならぬと言われております。
急を要する責任供出について、最も急を要する問題は、農業経営上左のことを必要と存じます。イ、一筆調査によつて地力の徹底調査、ロ、耕作反別と家族数によつて嚴正なる品種作付の統制、ハ、責任供出割当の嚴守、ニ、農産物利益の均等、ホ、薪炭・採草山林の開放、ヘ、主食やみ賣買の嚴罰、ト、代替供出絶対不認可、チ、余剩主食供出に対する特賞を厚くする。以上のような点が指摘されておるのであります。